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DisplayPort1.4認定開始 HDMIとの違い、「Alt Mode」とは?
2017 2017-02-06

2017年1月、ビデオ周辺機器に関する標準化を進める業界団体VESAは、USB Type-CコネクタとDisplayPort 1.4(以下DP1.4)規格の早期認定プログラムを正式に開始しました。アリオンはVESAより認定されたDisplayPortの認証試験機関(ATC)としてDP1.4の規格詳細及び認証プログラムをご紹介します。

 

DisplayPort 1.4とは

DP 1.4は、ビデオインターフェイスの圧縮規格「Display Stream Compression」(DSC)に対応しています。これは、最大で1/3のロスレス圧縮を実現しており、同帯域幅条件でこれまで以上の高解像度と周波数にも対応している圧縮規格です。このほか、信頼性を向上させる前方誤り訂正(FEC)と HDRメタ転送という技術も採用されています。

HDMI Forumもまた、1月上旬にHDMI 2.1の規格を発表しました。HDMI 2.1は、帯域幅と映像出力についてはDP1.4に勝りますが、検証基準の詳細は未発表です(以下、表1は参考データ)。

表1:DP1.2/1.4, HDMI2.1比較

 

DisplayPortコンプライアンスプログラム

DisplayPortは後方互換性を保てるよう設計されたインターフェースです。規格のアップグレードがあったとしても、既存のバージョンとの接続が問題なく行えます。

 

DisplayPort Alt Mode

USB Type-C コネクタを介して DisplayPort 規格による映像出力を可能にする、「DP Alt Mode on USB Type-C」という技術も公開されました。「DP Alt Mode」は様々な伝送方法に対応しており、HD映像入出力やUSBデータ入出力、さらに給電にも対応しています。USB Type-C to Type-Cだけでなく、Type-C to DP/HDMI/VFA/DVIでも対応可能です(図1)。

 

図1:Type-C to DP/HDMI/VFA/DVI

 

一方、HDMI Licensing Administrator, Inc.も去年の9月、USB Type-C端子からHDMI信号を出力できる「HDMI 1.4b Alt Mode on USB Type-C」を発表しました。「HDMI Alt Mode」はHDMI 1.4bに対応しており、補助ケーブル不要でHDMI信号をそのまま伝送可能です。USB Type-Cインターフェースを利用して4K映像、ARC (Audio Return Channel)、3D立体視、HEC(HDMI Ethernet Channel)、CEC(Consumer Electronic Control)など、HDMI 1.4bで規定されている機能を実現できます(図2)。

図2: Type-C to HDMI Cable

 

DP Alt Modeは給電機能やUSB接続など様々な機能を備えています。一方、HDMI Alt Modeは映像伝送機能に特化した仕様となっています(表2)。

表2:DP Alt ModeとHDMI Alt Modeの比較

 

DP Alt Modeを利用することで様々な製品運用が可能となる一方で、製品設計における他製品との互換性の確保は厄介な問題となることが予測されます(表3)。アリオンではグローバル市場で販売されているUSB Type-C製品を多数保有しており、お客様の幅広いご要望に対応した接続互換性試験を提供しています。

図3:DP Alt Modeの接続例

 

アリオンはHDMIやDisplayPortの認証試験に精通した技術者チームを抱えております。経験豊富な技術者が考案した接続互換性試験では、製品に潜む問題点の洗い出しをお手伝い致します。アリオンでは、製品の認証試験の実施から技術コンサルティングまで幅広くサポートしています(表3)。

表3:アリオンの提供できるDisplayPort認証プログラム一覧表

 

参考リンク

 

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